看護師が転職した場合、給与がアップするのは全体の2割とされています。そして半数以上が現状維持となっており、逆に下がるケースは少ないと言えます。看護師は一般的な会社員と比べ、様々な働き方を選べるのも特徴です。医療現場はハードな状態が続いており、ゆとりを望む看護師が転職するケースも少なくありません。ハードな現場からゆとりのある現場に移った結果、収入が少なくなるのは当然でしょう。
実際問題として看護師の資格があれば、やる気次第で年収600万円以上稼ぐことは難しくありません。但し、肝心なのは収入ではなく、自分らしく長く務められるかどうかです。転職先を探す際には勤務条件のチェックに加えて、職場環境の良いところを選ぶことが大切です。そういった条件をすべてクリアしたところに応募しましょう。面接で内定の方向に話が進んだ際に、そこではじめて条件等の交渉に入るところが多いようです。そこで強引な姿を見せてしまっては相手に悪い印象を与えてしまう可能性があります。そのため、良い環境の職場で給与アップを目指す看護師は細心の注意が必要になるのです。
勤務条件の良い病院の求人には、多くの看護師が応募します。自分と同じような経歴の持ち主は、他にも沢山存在しています。それゆえ、限られた採用枠に入るには、採用側に好印象を与えることがコツになります。給与面で強引な交渉をする応募者は、どうしても採用が見送られる傾向があるのです。
それでも給与面での自分の希望を、はっきり述べる必要があります。給与は仕事のモチベーションでもあり、やる気があるかどうかの判断材料になるからです。